今日のファッション記事 issue3

【アイテムの詳細を動画で訴求!GAUSS、AIを活用した自動動画編集システム「Zooom」をリリース】

https://markezine.jp/article/detail/29179

 

◯概要

→GAUSSは8月31日、AIの画像認識技術を活用した動画編集システム「Zooom」をリリースしました。アパレル商品の撮影から編集、納品に至るまでの動画制作の工程を自動化するシステムを開発し、主にECサイト向けに、動画コンテンツの作成を支援しています 。

 使い方としては、まず従来の撮影で使用されている機材で、動画を撮影します。 システムに動画をアップロードすると、指定のアイテム名(「トップス」、「スカート」等)からAIが自動的に動画内の該当箇所を認識し、拡大編集を行います。拡大箇所、拡大時間の変更・修正は可能で、編集は10秒程度で完了し、即座にダウンロードまたはURLの発行ができます。

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◯コメント

→アパレル商品は、サイズ感が非常に重要であるため、動画を取り入れることはオンラインショッピングに抵抗がある方にも有効ではないかと思いました。また、撮影から納品までの工程が自動化されるため、複雑な機材の組み立てや編集の必要性が無く、カメラマンやスタジオマンの人件費を削減することができると思います。しかし、動画の映し方によっては、商品のシルエットや質感を誤って伝えてしまう懸念があり、モデルの身長や股下の長さなど細かく記載する必要性があると思われます。以上のサービスのように、よりオフラインに近いショッピングを可能にする取り組みについて、今後も注目していきたいです。

 

 

 

 

 

今日のファッション記事 issue2

【アリババ追うJDドットコム1~6月期は大幅赤字 革新への投資惜しみなく】

 中国の大手EC企業、JDドットコム(JD.com)は、未来型の小売り形態の実現に向け、長期的成長を見据えてテクノロジー、流通インフラ、研究開発に投資しています。子会社のJDファイナンス(JD FINANCE)、JDロジスティクス(JD LOGISTICS)に続き、今上半期は物流資産管理会社を設立。自社ECサイト「JDモール(JD MALL)」の運営インフラとサービス向上にテコ入れしています。また、ジャンウェン・リャオ(Jianwen Liao)最高戦略責任者は「(前略)もはや品ぞろえと品質ではなく、誰に何を売るべきかの最適化が重要だ」と語り、ラグジュアリーブランド専用ECサイト「トップライフ(TOPLIFE)」を運営、強化しています。

 

 中国のEC市場で圧倒的首位を獲得するアリババは、アマゾン(米国)も追随を許さない状況です。そこで業界2位のJDドットコムは、「テクノロジー改革」・「物流資産管理会社の設立」・「富裕層向けサービス」という手段で対抗します。アリババが運営するティーモール(Tmall)は、傘下にアパレルブランドを持つなど非常にファッション部門にも注力している印象です。以前、私自身もスタイリングの仕事で関わったことがあります。肌に優しい素材にこだわっているそうで、PRの方が熱弁していたのが印象的でした。さらに、これらを低価格で実現している点が驚きで、日本人である私の意見を参考に今後のマーケティングに繋げていきたいとのことでした。一方、JDドットコムは高級志向の顧客に向けたトップライフにて、バレンシアガ(BALENCIAGA)」・「サンローラン(SAINTAURENT)」などを展開しています。同業他社としては、ネタポルテ(NET A PORTER)やモーダオペランディ(MODA OPERANDI)などが挙げられ、それぞれ、本格的なファッション誌の発行やコレクション後に即購入できるシステムなど、様々な差別化を行っています。そのため、今後JDドットコムがどんな施策を講ずるのか目が離せません。

https://www.wwdjapan.com/672961

 

今日のファッション記事 issue1

【渋谷109がLINE LIVEを活用 若者の夢を叶える“参加型商品開発”】

 渋谷109は、LINEの動画配信サービス「LINE LIVE(ラインライブ)」を活用し、新人アーティストやモデル、クリエイターなど若者が参加できる商品開発プロジェクト“渋谷109 商品開発部”をスタートしました。8月17日から「ラインライブ」の特設ページを公開し、「カンゴール リワード(KANGOL REWARD)」とのコラボレーション商品を制作する権利を懸け、視聴者からの応援を募るオーディションを実施します。

 かつて、ギャルの聖地であった渋谷109は、若者の挑戦を支える取組みをスタートしました。「ラインライブ」アプリを持っていれば誰でも参加できるため、そのフレッシュな若者が提案する商品に期待が高まります。109は同サイト内で、「109ニュース シブヤ編集部」を運営し、ここでも一般人ライターやYouTuberが活躍しています。以上のように、ごく普通の若者だからこそ、発信する情報や商品はリアルであり、共感できるのではないかと思いました。一方で、まだ顕在化していない才能を発掘し、今までにない商品やサービスが誕生していくと考えられるので、今後に目が離せません。

https://www.wwdjapan.com/671358